モダン紅型 おかめ工房の紅型とは
私が「紅型」に初めて出合ったのは、約 40年前。今まで見たこともない模様、色合い、力強さに衝撃を受けました。
その色合いの美しさは、自然な材料を用いて染められているということでした。
そのことにも衝撃を受けました。
型紙に餅粉と糠でできた糊を置き、顔料を呉汁(大豆汁)で溶きます。
刷り込み刷毛を用いて3回の工程で染め、最後に色落ち止めにミョウバンがけをするという方法の染め物です。
ほとんど天然の材料を用いながらもビビットで美しい色合いが表現できる「紅型」。化学染料が増えている昨今、私は、可能な限り天然の顔料を用いることにこだわり、「紅型」の伝統的な工程、技法を守りつつ美しい染物を作り続けていきたいと思っています。
当工房は伝統的な紅型の型は勿論、オリジナルの図柄も考案し、この染色技法を通常のレッスンおよび体験講座を通して伝承していきたいと思います。
また、「日常生活に染めの彩りを」をコンセプトに、琉球紅型の技法と江戸の粋を融合させたモダンなデザイン且つ、「やわらかさ・なつかしさ・やさしさ」を感じさせる色合いの作品を制作しております。着物帯は勿論、洋室にも合うインテリア用品、小物雑貨まで一つ一つ手染めしております。
2023年5月
講師プロフィール
山本 加代子 Kayoko Yamamoto
モダン紅型 おかめ工房 山本加代子 プロフィール
- 1985年~90年
- 紅型染めと出会う(岡本小夜子先生に師事)
- 1991年~
- 独立して染色作家活動を始める
- 1998年4月
- カルチャースクールにて、紅型・表装の講座を開講
- 2003年11月
- 赤坂ギャラリーにて第1回個展
- 2007年 1月
- アメリカンクラブにて個展
- 5月
- 新宿区上落合 2 丁目に工房を構える
- 2009年 2月
- 「染の小道」第一回目始まる。落合、中井の染色作家、中井の商店、
住民の参加によるイベントの実行委員として企画から参加 - 5月
- 青山 サロンドフルールにておかめ工房展開催
- 10月
- 懐石料理 天鼓にておかめ工房展開催
- 2010年 8月
- 那須高原 わたしの美術館にて、おかめ工房展開催
- 2012年11月
- 神田 檜画廊にておかめ工房展開催
- 2013年 2月
- 第1回 染の王国「染色公募展」大日本蚕糸会会頭賞受賞
- 2014年 9月
- アメリカンクラブにて沖縄伝統工芸士金城氏と二人展 開催
- 2014年12月
- 日本民芸館 公募展 受賞
- 2015年 2月
- 中井獅子吼会ホールにて文化服装学園とのコラボ キモノショー企画、実施
- 2016年 2月
- 中井獅子吼会ホールにて文化服装学園とのコラボ キモノショー企画、実施
- 2017年 7月
- 中落合1-17-12 清水ビル 1 階に工房移転
- 2017年10月
- 韓国 The 11th International Fashion Festival with Traditional Sangju Silk ブロンズ賞受賞
- 2017年 2月
- 中井獅子吼会ホールにて文化服装学園とのコラボ キモノショー企画、実施
- 2018年 2月
- 落合第5小学校にて東京の作家達とのコラボ企画、「染の小道キモノショー」企画、実施
- 2018年 9月
- 韓国 The 12thInternational Fashion Festival withTraditional Sangju Silk 特別賞受賞
- 2019年 6月
- 「染の小道」実行委員会代表
- 2019年 8月
- 日本橋髙島屋にて展示販売
- 2019年10月
- 神楽坂 gallery 楽水にておかめ工房展開催
- 2020年 1月
- 新宿伊勢丹にてグループ「染物語」 展示販売
- 2021年 6月
- 第19回 東京都美術館ZEN展出展 理事長賞受賞
- 10月
- 第75回新匠工芸会展 入選
- 2022年 3月
- 第45回記念日本染織作家展 入選
- 2022年 11月
- 新宿区「技の名匠」認定
- 2023年 3月
- 第46回日本染織作家展入選
- 2023年 4月20日
- 東京山の手ロータリークラブにて「型染めについて」卓話を行う
- 2023年 11月14日
- 東京都より東京マイスターに認定される